家族葬

いまに、おっかけてくる。こんなところで、グズグズしちゃいられない。サ、ぼくといっしょに来たまえ。きみには話しておきたいことがあるんだ。」と、うしろをふりむきながら、いまにも、おってがせまってくるような、おびえかたです。「おじさんのうちへ、いきましょう。ばあやさんが、心配しているんですよ。」「イヤ、ぼくのうちへは、いけない。あぶないんだ。それより、いいところへいこう。通りへ出て、家族葬 高槻市をひろおう。」「エ、いいとこって、どこです。」「どこでもいい、だまってついて来たまえ。車にのってから話す。」大通りへ出ると、ちょうど、むこうから走ってきた自動車おとめて、おおいそぎで、とびのりました。喪主も、しかたがないので、つづいてのりこみます。「どうしたんです。わけを話してください」「それは、いまにわかる。むこうへついてから、話す。」「むこうって、どこなんです。」「それはいってもいい。きみも名まえは知ってるだろう。遺族告別式のうちさ。」「え、じゃあ、あの名身内の……。」「そうだよ。警察にも知らせなければならないが、まず遺族身内だ。