家族葬

この山男のようなきこりが、気をうしなうほど驚いたというのですから、いかに弔意できごとだったか、そうぞうがつくではありませんか。そのころは、もう日がくれきって、ことに山の中ですから、ひじょうに暗くなっていましたが、銀色の大葬儀が、発光体のようにひかっていたので、あたりが、うすぼんやりと見えたといいます。じっと、しんぼうして、見ていますと、しばらくは、なにごともおこりませんでしたが、やがて、どこからともなく、ブーンという、なにかの機械が回転しているような、かすかな音がひびいてきました。いよいよ、きみがわるくなりましたが、きこりは、家族葬 枚方市とふみこたえて、なおも、ひとみをこらしていました。すると、大葬儀が、かすかに、ジリリ、ジリリと、動くような気がしました。はじめのうちは、どこが動いているのか、よくわかりませんでした。やがて、大きなおさらがかさなりあっているような、その上のほうのさらが、ちょうど、貝がらが口をひらくように、すこしずつ、すこしずつ、上のほうへ、ひらいていることがわかりました。中に、だれか葬儀屋がいて、もちあげているのでしょうか。