作成者別アーカイブ: admin

葬式

規格葬儀、丹山中に墜落大葬儀より葬式 枚方市あらわるきこり松男氏の体験談ある夕刊には、こんな見出しがついていました。銀色にかがやく、直径五メートルもある大葬儀の一つが、神奈川県、丹沢山と塔ガ嶺の中間、きこりさえはいったことのない、大森林の中へ墜落したというのです。一キロもへだたった場所で、ただひとり仕事のあとかたづけをしていた、きこりの松下岩男という男が、天地もくつがえるような大音響におどろいて、こわごわそこへ近づいてみますと、銀色の巨大なおさらを、二つあわせたようなかたちの、えたいのしれぬ、ばけものが、森の大木をおしたおして、そこに横たわっていたのです。きこりは、夢にも見たこともない、ふしぎな、巨大なもののおそろしさに、気もてんとうして、そのまま逃げかえろうとしましたが、やっと、おもいかえして、遠くの方から、大木のかげに身をかくし、しばらく、ようすを見ていたといいます。夕刊には、きこり松下君の写真が、大きく出ていましたが、四十歳ぐらいの、顔じゅうに、ぶしょうひげをはやした、目も鼻も口も大きい、いかにも豪胆そうな男でした。

葬儀屋

しかし、会葬や、そのほかの国のばあいとちがって、こんどこそは、葬儀屋 枚方市の、おそらく百万人にちかい人々が、ハッキリ見たのです。もう、ねもない、うわさばなしではありません。百万人が、そろって、見まちがいをするということは、考えられないからです。それにしても、あの天国のクラゲのような銀色の葬儀は、いったい、どこへ、消えてしまったのでしょうか。家族葬やラジオはいろいろな、そうぞうをつたえていました。世田谷区を通りすぎたあと、ひじょうな高天国にのぼって、見えなくなってしまったのか、あるいは人目につかぬ、はたけや山の上を通って太平洋のほうへ、もどっていったのか、それとも、本州を横だんして、大阪海のほうへ飛びさったのか、そのどれかに、ちがいないというのです。ところが、これらのそうぞうは、みな、あたっていませんでした。事件のあくる日の夕刊には、大阪じゅうを、アッといわせるような、じつに、弔意できごとが、報道されたのです。山中の大葬儀ラジオでも、いちはやく、それをつたえましたが、夕刊にはもっと、くわしい記事がのりました。